Dell OpenManage™ Server Administrator Storage Management ユーザーズガイド
グローバルホットスペアは、ディスクグループの一部になっている未使用のバックアップディスクです。 ホットスペアはスタンバイモードになります。 仮想ディスクで使用されている物理ディスクに障害が発生すると、割り当てられたホットスペアが有効になり、システムに割り込みされたり介入要求されることなく、故障した物理ディスクと置き換えられます。 ホットスペアが有効になると、故障した物理ディスクを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。
ホットスペアの割り当ては、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを割り当てることで変更できます。 複数の物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。
グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除は手動で行う必要があります。 グローバルホットスペアは特定の仮想ディスクには割り当てられていません。 仮想ディスクにホットスペアを割り当てる場合(仮想ディスク内で失敗したすべての物理ディスクが置換されます)、「専用ホットスペアの割り当てと割り当て解除」を使用します。
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注意:SAS 6/iR コントローラでは、2 つの物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。 SAS 6/iR コントローラで 物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てると、物理ディスクのデータ損失につながる可能性があります。 システムまたはブートパーティションがこれらの物理ディスク上にある場合、これも破壊される可能性があります。 重要データを収録していない 物理ディスクのみを割り当ててください。 グローバルホットスペアおよび SAS 6/iR に関する詳細は、 「SAS 6/iR のグローバルホットスペアに関する注意事項」を参照してください。 |
ホットスペアに関連したサイズ要件とその他の考慮事項を把握しておいてください。 詳細は次の項目を参照してください。